子どもの「体験格差」を知って、改めて思ったこと。料理だって立派な体験になる

今日は、広島でパン教室の出張に行ってきました☺️🥖
一番左手前が
わたくし、よっちゃん先生です!

今は全国の方に向けて、オンラインの米粉パン教材「米粉パンのはじめかた」を中心に活動していますが、
行政や公民館などからご依頼をいただいた時には、こうして広島で出張パン教室をすることもあります。
今日も子どもたちと一緒にパン作り!

生地を触って、
「ほんとに膨らんだ!」
「こんな感じでもパンになるんだ!」
と、いろんな反応を見せてくれました☺️
そんな子どもたちを見ながら、ふと思い出した言葉があります。
それが、
「体験格差」
です。
年収300万円未満では、約3人に1人が「体験なし」

子どもの「体験格差」について調べた調査があります。
その調査では、世帯年収300万円未満の家庭では、子どもの約3人に1人が、1年間で学校外の体験が「何もなかった」という結果が出ています。
チャンスフォーチルドレン様より画像引用
一方、世帯年収600万円以上では約9人に1人!
最初にこの数字を見た時、
「いやいや、お金に余裕があったら習い事もできるし、旅行にも行けるし、そりゃ差が出るよね😂」
と思ったんです。

でも、この調査の面白いところは、
「体験」に含まれているのが、お金のかかるものだけではないということ。
自然の中で遊んだり、地域の活動に参加したり。
ほとんどお金をかけずにできる体験も含まれています。

つまり、
「お金がかかるから体験できない」
だけでは説明できないんですよね。
お金をかけなくてもできる体験を、経験していない子どもたちもいる。
そう考えると、「体験格差」って単純に年収だけで整理する話でもない気がしました。
そもそも「体験」って、特別なことじゃなくていい

「子どもにいろんな体験をさせてあげたい」
と聞くと、
習い事を増やした方がいい?
旅行にたくさん連れて行った方がいい?
いろんなイベントに参加させなきゃ?
と考えてしまいがちです。

でも、もっと身近なところにも「体験」ってゴロゴロ転がってるんですよね。
田舎へ行って、満天の星空を実際に見てみる。
夏の花火を画面越しではなく、現地で見る。
大きな音にびっくりしながら、最後のフィナーレを見上げる。
そして、
普段私たちが毎日のようにやっている「料理」だって、十分すぎるくらい体験になると思っています。
料理って、ものすごく身近な「体験」だと思う

私も最近は子どもが大きくなってきたので、「体験」にはすごく価値を感じています。
中でも料理って、子どもの好奇心を育てやすいなぁと思うんです。
(私自身、食べるのが大好きなのもあるけど🤭)
しかも、かかるのは基本的に材料費くらい。

アイスクリームだって、
わらび餅だって、
チーズケーキだって、
パンだって。
実際に作ってみると、
「え!こんな簡単に作れるんだ!」
ってことが本当にたくさんあります。

私自身も、結婚して「料理を作らなきゃ」という生活になってから、
「これって家で作れるんだ!」
と知ったものがたくさんありました。

アイスも作れる。
チーズケーキも思っていたより簡単。
米粉のケーキなんて買うと結構いいお値段だけど、自分で作ってみたら意外と作れる😂

知らなかったことを、自分でやってみて知る。
これって大人になってからでも、すごく面白いんですよね。
子どもにとっては、もっと「なんで?」だらけ

大人の私たちは、
パンは膨らむもの。
焼けば色がつくもの。
冷やせば固まるもの。
と知っています。
でも、子どもにとっては初めて見ることもたくさんあります。

「なんでパンって膨らむの?」
「なんで焼いたら色が変わるの?」
「これ、本当にアイスになるの?」
そして実際にできたら、
「作れたー!」
「お店みたい!」
って一緒にはしゃぐ😂

見るだけでは生まれなかった「なんで?」が、自分の手でやってみることで生まれる。
知らなかったことを知って、
また次の「なんで?」が出てくる。
料理って、そういう知的好奇心の入口がものすごくたくさんあると思っています。
子どもの頃の「体験」は、大人になってからにもつながる

子どもの頃の体験について、興味深い調査もあります。
子どもの頃に、
自然体験をしたり、
お手伝いをしたり、
友達と遊んだり、
地域の活動に参加したり。

こうした体験が豊富だった人ほど、大人になってからの
「人間関係能力」
「自尊感情」
「意欲・関心」
といった資質・能力が高い傾向が見られたそうです。

もちろん、
「子どもの頃にたくさん体験しなかったら、もう遅い」
という話ではありません。

私自身、大人になってから料理を始めて「知らなかった!」「面白い!」をたくさん経験しています。
何歳になっても、
やってみる。
知らなかったことを知る。
「なんで?」と思う。
そしてまたやってみる。
この楽しさは変わらないと思います☺️
1日3回もやってくる「体験のチャンス」

料理って、一番身近な「体験」のひとつですよね。
だって、
1日に3回も訪れる習慣って、食べること以外になかなかなくないですか?🤣
ということは、
子どもと一緒に何かをやってみるチャンスも、毎日の暮らしの中にゴロゴロ転がっているわけです。

全部親が作ってしまうのか。
「これ混ぜてみる?」
「一緒に作ってみる?」
と渡してみるのか。

それだけでも、子どもが経験することって変わってくると思います。
「体験格差」という言葉を聞くと、
もっと習い事をさせなきゃ。
いろんなところへ連れて行かなきゃ。
お金をかけなきゃ。
と考えてしまうかもしれません。

でも、
特別なところへ連れて行かなくてもいい。
高い習い事をたくさんさせなくてもいい。
「やってみたい!」
「なんでこうなるの?」
「自分でできた!」
そんな経験は、いつもの暮らしの中にもたくさんあります。
大人にとっては、いつものごはん作り。

でも子どもにとっては、初めて知ることがいっぱい。
お金をかけて「特別な体験」を増やすことだけじゃなく、
日常にゴロゴロ転がっている「初めて!」に気づいて、一緒に楽しむこと。

今日、夢中でパンを作っている子どもたちを見ながら、
改めて大事にしたいなぁと思った1日でした☺️🥖





